「ミロード」と「ハル★チカ」。小田急が新宿駅西口で展開するサブスクリプションの狙いとメリットを解説。

小田急が新宿駅西口の2つの商業施設でサブスクリプションを展開中。

株式会社小田急SCディベロップメントが運営する「新宿ミロード」と「新宿西口ハルク 食堂酒場ハル★チカ」の飲食店で、月額500円のサブスクリプション(月額定額制)サービスが展開されています。
ともに来店のきっかけ作りと既存顧客の来店頻度向上を目指すための取り組みです。
「ミロード」と「ハル★チカ」、それぞれの特徴とメリットを解説します。

「新宿ミロード ドリンクパス」とは?

2020年10月20日時点で、サービスに加盟しているのは16店舗。
ラーメン店や肉料理店、カフェにロシア料理店など導入店舗にはさまざまな業態があり、サービス加入者は来店ごとにビールやソフトドリンクなど、お好きなドリンクを1杯無料で提供されます(利用条件と対象ドリンクは店舗により異なります)。


参考
新宿ミロード ドリンクパス公式ページ新宿ミロード ドリンクパス

「ハル★チカ PASS」とは?

2020年10月20日時点で、サービスに加盟しているのは10店舗。
こちらも串焼き店、餃子専門店、もつ鍋店などさまざまな業態があります。
サービス加入者は来店ごとにランチが100円OFF、さらにランチメニューを除く1,000円(税込)以上の利用で、生ビール1杯が無料で提供されます。


参考
ハル★チカPASS公式ページハル★チカPASS

利用の際はスマートフォンを見せるだけ

「新宿ミロード」も「ハル★チカ」も、利用の際は店頭でスマートフォンで会員券を提示するだけ。
申し込みも専用サイトから簡単に手続きできるので、加入のハードルが低いのも特徴です。
※申し込みには『favyサブスク』でのクレジットカードのご登録が必要です

集客以外のメリットにも注目!

いずれのサブスクリプションも来店のきっかけ作りと来店頻度向上が主な目的ですが、店舗にとってのメリットはそれだけではありません。
サービスはすべてオンラインで完結する仕組みなので、会員数、利用回数、解約率などをデータで把握することが可能。飲食店の販売促進施策のDX化も同時に目指します。

同様の取り組みが広がっています。

特定のエリア内のお店で横断的に使える飲食サブスクリプションは、今回ご紹介した2つの事例以外にも広がっています。
例えば、

複数の飲食チェーンにまたがって全国50店舗で使えるサブスク

福島県内の飲食店で特典を受けられるサブスク「ふくしま飲食応援パス」

これらは、一つのお店で完結せずに、エリアを広くすることでお客様にとって使いやすい(お店に来店しやすい)仕掛けのサブスクです。

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