飲食店をオーナーの悩みの種のひとつ「害虫問題」。
店内を歩く害虫をお客様に見られてしまった時の気まずさはもちろん、たとえば小さな虫が料理に混入するかもしれないという衛生面も大変気になるところです。
今回は、飲食店でやっておきたい害虫対策をご紹介したいと思います。
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害虫対策の基本は「清潔」
小さな虫やゴキブリなど、飲食店に住み着いてしまった害虫を根絶するのは大変です。
一般家庭であればバルサンなどの薬で対策ができますが、グラスや食器のたくさんある飲食店で散布するのは一苦労。万が一、薬が残ってしまった場合、お客様やスタッフの身体に悪影響を及ぼしてしまいます。
そのため、飲食店の害虫対策の基本は清潔にして虫をお店に入れないこと。
普段の営業で気をつけたいポイントや対策をご紹介します。
ハーブの香りで害虫を寄せ付けない
害虫対策にはハーブが効果的なんです。
「ハッカ」のような強い香りのするハーブは、飲食店によっては少し使いにくいかもしれません。
そこでおすすめしたいのが「カモミール」。
「カモミール」は、青りんごによく似た香りで、飲食店でも比較的料理の邪魔にならない香りで使えます。
「カモミール」の害虫効果は高く、農作物に使うと元気に作物が育つことから「動物のお医者さん」とも言われるほど。
香りもよく、虫除けの効果もある「カモミール」をぜひ飲食店で使ってみてはいかがでしょうか。
グリストラップの掃除をこまめに行う
コバエなどの小さな虫は、グリストラップの汚れを餌にして繁殖します。
グリストラップに一度でも虫が湧いてしまうと、根絶するのは大変です。そのためこまめな清掃はもちろん、グリストラップの中に入れて使える駆除用殺虫剤などを使って害虫予防をするのがおすすめです。
グリストラップの清掃頻度|目指せ清潔なお店!お掃除しないとどうなっちゃうの?
除湿を行い害虫の住みにくいお店作りを
清潔であること以外にも大切なのが、湿度を適切に保つということです。
特にキッチンまわりはどうしても湿気が高くなりがち。
多湿を好むタイプの害虫は多く、湿気対策はイコール害虫対策とも言えます。
除湿剤や除湿機などを上手に利用して、お店の湿度が高くなりすぎないように気を配りましょう。
ルーティン化したこまめな掃除を徹底
日頃掃除をしている床やテーブルの上などのほかにも、「コールドテーブルの下」「冷蔵庫の裏側」など、虫の溜まりやすい場所も定期的に掃除しましょう。
毎日掃除できるのが理想ですが、実際には難しいと思います。そんなお店の場合、曜日やルーティンを決めて、普段手がつけられていない場所の掃除の時間をとるのがおすすめ。
虫の気持ちになって、どこに巣を作るかな〜と考えながらお掃除箇所を決めてみてくださいね!
害虫を寄せ付けない清潔なお店を目指そう!
今回は飲食店の天敵・害虫の対策についてまとめました。
害虫対策の基本は「清潔」。お店の清掃を習慣にして、お客さまがたくさん来てくれるようなお店作りをしましょう!