クラフトビールは儲からない?否!飲食店に導入するコツとメリットを解説

クラフトビール

幅広い世代から支持を集め、長く緩やかなブームが続いている「クラフトビール」。お店に導入してみようと考えている飲食店オーナーさんもいるのではないでしょうか。

ただクラフトビールは、大手ビールメーカーの商品とは価格や仕入れ方、保存方法などが異なるため、手間やコストがかかるイメージを持たれている方もいるかもしれません。
一部では「クラフトビールは儲からない」なんて囁かれているともいいます。

そこで本記事では、飲食店にクラフトビールを導入するメリットやコツをお伝えしていきます!

クラフトビール導入のメリット

まず前提から「クラフトビールは儲からない」などということはなく、きちんと戦略を立てて導入すればクラフトビールは利益を産み、集客の強い武器にもなるものです。

ただ、クラフトビールは大量生産ではないという特性上、仕入れ値が高かったり、冷蔵庫でしか保管できない無濾過・非加熱の製品などもあります。

“手間のかかる可愛いヤツ”とも言える、クラフトビール。
以下に、導入することでお店に与えるメリットをまとめました。

お店のブランド力を高められる

クラフトビールが置いてある飲食店といえば「お酒をよく選んでこだわっているお店」という印象を与えられます(実際にクラフトビールをよく選んでこだわる必要がありますしね……!)。

またお店の料理に合わせたクラフトビールを選び「セット提供」したり、メニュー表でわかりやすく紹介することで、クラフトビールの魅力に加えてお店の料理の魅力もアピールできます。

クラフトビールは、産地や味わい、製法、材料など、ひとつと言って同じものがないというほどバラエティに富んでいます。

あなたの「お店らしい」クラフトビールを選ぶことで、お店の「ブランディング」ができるのです。

希少性が売りになる

基本的にクラフトビールは少量生産されるもので、人気製品はなかなか手に入らないこともあります。

しかし大手に比べて一度の生産量が少ないからこそ、醸造所は「数量限定」「季節限定」など、レアビールを作ることもできます。

クラフトビールファンの中には、このビールの「希少性」に魅力を感じる方も多くいます。
「あの醸造所のレアビール」「旬の食材を使った季節限定のビール」などを扱うことで、お客様に「今お店に足を運ぶ理由」を提供することができるのです。

利益率が高い

一般的な飲食店の原価率は、35%程度といわれていますが、中でも原価の高いお酒といえば「ビール」でしょう。
さらに最近では「ビール190円」など、ビールの価格を下げて集客を狙う飲食店が増えてきました。

こうしてビールで利益を上げるのが難しいところに、クラフトビールの導入はおすすめです。

クラフトビールは、前述した「少量生産」という希少性や、そもそも「手作りである」ということから、いわゆる普通のビールとは一線を画した価格設定ができます。

一般的に、通常のビールの2倍ほどの価格で提供するクラフトビールは、少ないボリュームでも「出れば利益」になります。

※クラフトビール自社製造(ブルワリー併設飲食店)の利益率については、もっと面白いのですが、それはまた別のお話。

「激安ビール競争」から抜け出すことができる。つまりクラフトビールは「原価+利益」をちゃんと回収しても、お客様から不満を持たれにくいお酒であると言えます。

クラフトビール導入5つのコツ

クラフトビールをお店に導入するメリットをお伝えしてきましたが、ここからはクラフトビール導入のコツについても紹介していきます。

  • 味わいにこだわる
  • 料理に合わせた銘柄選び
  • 選ぶ楽しさ重視、3銘柄は欲しい
  • 人気クラフトビールをリサーチする
  • タップでのめるとなお良し

味わい重視は言わずもがな、料理に合わせた銘柄選び、さらに興味を持って注文してくれるお客様に「このクラフトビールの魅力」を語れるようなこだわりを持って選ぶのが良いでしょう。

また、王道の人気ビールに加えて、黒ビールやデザート系などの“変化球”、さらにできれば「季節もの」など、3パターンは用意して、選ぶ楽しさを提供できると良いですね。

さらに、人気醸造所のクラフトビールは、ブルワリー名を検索して飲めるお店を探すファンもいるほどです。銘柄の人気にあやかるように、銘クラフトビールを集客に利用するのも方法です。

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クラフトビールはタップで飲めるとなお良し

瓶クラフトビールの個性的なデザインは魅力ですが、やはり「作りたて」「フレッシュ」というイメージの樽生タップに惹かれる方も多いものです。

樽での仕入れはビンに比べて原価を抑えることもできるので、スペースの都合がつくのであれば、樽生クラフトビールの導入を検討してみるのも良いでしょう。

まずはビンでの提供から始めて、クラフトビールの固定客をつけてから樽生導入、という流れであれば、人気の傾向もわかるので安心して取り入れられそうです。

樽生クラフトビールを導入している飲食店では、SNSで「本日の開栓情報」をリアルタイムでお知らせしていることもあります。

お店とお客様を繋ぐコミュニケーションツールとしても「クラフトビール」は良い仕事をしてくれるはずです。

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