『酒々井の夜明け』から考えるクラウドファンディング成功の秘訣!

前回紹介した日本酒ヌーボープロジェクト『酒々井の夜明け』。1度に1000万円もの支援を得ることに成功しました。

なぜ日本酒ヌーボープロジェクトには多くに支援者が集まったのでしょうか。その秘訣を考えてみたいと思います!

日本酒ヌーボー『酒々井の夜明け』大成功の秘訣は?

クラウドファンディング
クラウドファンディングでのプロジェクト成功率を知っていますか?クラウドファンディング最大手の1つ、KICKSTARTERでのプロジェクト成功率は35%から40%だそうです。

決して成功しやすいとはいえないクラウドファンディングで、なぜ日本酒ヌーボープロジェクトはこんなにも大きな支援を集めることが出来たかを考えてみたいと思います!

新しい魅せ方でのプロモーション。

1つには商品の魅せ方が上げられます。

『酒々井の夜明けは』もともと、10年前から『今朝しぼり』という名前で提供されていました。『今朝しぼり』は、純米大吟醸の製法ではなく純米酒としての製法で造り、過去12年間で50,000本以上が販売されました。

しかし今年2016年からは作り方・ネーミングともに一新。商品を新しく魅せてPRすることで、日本酒を好きな人はもちろん新しいものを好きな方からも支援を受けることが出来ました。

リターン商品の魅力。

もう1つは純粋に商品のクオリティです。たとえどんなに目新しいものでも支援者に「欲しい!」と思ってもらわないと支援を受けることが出来ません。

『酒々井の夜明け』は日本酒を造るのにも適した時期に造るだけでなく、日本酒の中で最も贅沢なうちの1つ”純米大吟醸”の製法で造られています。さらにボジョレー・ヌーボーとのタイミングと重なったことも、たくさんに人から支援された秘訣とも言えます。

クラウドファンディングを活用すればPRが出来る!

クラウドファンディングでプロモーションを
クラウドファンディングはもともと、音楽やアートなどを制作するための「寄付」をする方法として利用されていました。アメリカ合衆国「自由の女神」の台座も、クラウドファンディングと同じ理屈で支援・寄付されて造られたそうですよ。

今ではインターネットでも行えることから、クラウドファンディングを利用することで『酒々井の夜明け』のようなまだまだ世の中に知られていない商品やサービスをアピールする場として活用することが出来ます。

飲食店での活用事例〜完全会員制『29ON』〜


完全会員制の焼かない焼肉屋『29ON』。お店をオープンさせる前にクラウドファンディングで会員の募集をしたところ、710名もの希望者が殺到。開店前からお店のプロモーションにも成功し、予約も殺到。今での予約の取れない人気店として知られています。

またクラウドファンディングで「薪焼き」の設備購入の支援を募った『TACUBO』では2017年度版ミシュランガイドに掲載、クラウドファンディングで成功したお店はオープンしてからも順調に評価されているようです。

飲食店でもクラウドファンディングの有効活用を!

お店をオープンさせる前から、資金と多くのお客様を集めることが出来るクラウドファンディング。

「こんなお店を開きたいけどお金がなくて出来ない・・・」という方がもしいらっしゃったら、クラウドファンディングを活用してアイデアを実現してみて下さい!