スキマバイト募集サービスで長期採用するコツ|汐留「サケリスト」が人材不足解消した成功事例をご紹介

汐留「サケリスト」

今日の働き手がすぐ見つかる“スキマバイト”募集サービス「タイミー」。
飲食店では、人手の足りない日に「スポットのアルバイトさん」を募集することが多いかと思います。

ところが汐留にある「サケリスト」では、タイミーの利用目的を長期アルバイト採用のための出会いの機会と捉えることで、結果的に人手不足が解消されたのだそう。

今回は「サケリスト」業態責任者の岩﨑孝平さんにお話を伺い、個人店でも簡単にまねできそうな「タイミー経由で長期バイトを採用するコツ」をたくさん聞くことができました!

「飲食バイトって、人集まらないんですよね」

スキマバイト募集サービス「タイミー」

出典元:「Timee

岩﨑さんにタイミーを利用しはじめたきっかけを伺うと、真っ先に出たのが「飲食バイトって今ぜんぜん集まらないんですよ」という言葉。

実際SNSなどで情報収集してみると、都内では時給をお高めに設定しても、あまり応募が来ないこともあるようです。

さらに岩﨑さんが責任者を務める「サケリスト」は、アルバイトさんがいてこそお店が回る「バイト主軸」の形態だったそうで、「スポットワーカーの方にお手伝いをお願いするのは自然な流れでした」と語ります。

採用のために「タイミー」を活用しよう

汐留「サケリスト」業態責任者・岩﨑孝平さん

「サケリスト」では、タイミーでのワーカー募集を、長期採用に繋がる“出会いの場”と考え、シフトインするワーカーさんとのコミュニケーションを行なっているのだそうです。

「スポットのワーカーさんが何度もシフトインしてくれたり、長期アルバイトとして契約してくれれば、普通に新人バイトさんを採用してゼロからお仕事を教えるよりも効率的なんです」と、教えてくれた岩﨑さん。

確かにせっかく利用するのなら、その日限りでなく正式に採用できたほうがコスト的にもお得です。
これはタイミーが「引き抜き無料」のサービスであるからこそできる活用方法と言えますね。

▶︎「Timee」公式サイト

やってみたら大成功!長期採用だけでなく「いつものワーカーさん」も獲得

タイミー経由で「サケリスト」にシフトインしてくれる方が心地よく働けるようにルールを決めて、実践しはじめたという岩﨑さん。

この1年で、タイミーから採用に繋がった方もいれば、定期的にタイミーから働きに来てくれる「顔なじみのワーカーさん」もたくさん獲得できたそう。

「いまはもうタイミーで新規募集はしなくて良くなりました」。
最近では、タイミー内の機能を使って、馴染みのワーカーさんにのみ募集をかけているのだそうです。

定期的にシフトインしてくれる方が増え、さらに回数を重ねるうちにみなさんのスキルもどんどん磨かれていくのを実感している、と語る岩﨑さん。なんだか、積立投資みたいですね!

タイミーで人材不足解消のための3つの心得

岩﨑さん曰く、「うち(サケリスト)の業務フローは、そもそも“アルバイトさんでもできるか”を前提に考えられているんです」とのこと。

「業態的にラッキーだったと思う」と話す岩﨑さんでしたが、よくお話を伺ってみると、実はスポットバイトで訪れたワーカーさんをがっちり掴むテクニックがあることがわかりました。

「マニュアル化」が徹底していれば、余裕を持ってお迎えできる

「サケリスト」には、料理の提供のしかたや料理の説明ポイントなどが細かく記載されたマニュアルが用意されています。「当然ぜんぶお客様に説明する必要はなくて、その日はじめて料理を見たスタッフでも、メニューを理解できるようにしています」と話す岩﨑さん。

さらに細やかな心配りとして、オーダー後に出てくる“チビ券”に商品名がフルで印字されるようにしているとのこと。
たしかに、万が一困っても、お料理名を言ってサービスができればひとまずセーフですよね!

また、ドリンクの作り方は応用が効くように作成工程を簡単にしており、とにかく覚えなければいけないことが少なくなるように考慮されています。

岩﨑さん曰く「マニュアルが整っていればみなさん自走してくれるし、社員は自分たちの仕事をできるようになるんです」とのこと。

アルバイトの方にお任せする仕事の徹底マニュアル化。整ったマニュアルがあるという安心感は、「サケリスト」にスポットワーカーさんが定着する大きな理由のひとつだと感じました。

「裁量ある仕事をお任せ」することでお店を印象付ける

「業務内容では、流れ作業はなるべくお願いしないようにしています」と語る岩﨑さん。

「サケリスト」では、“その日に入ってすぐに働ける”を目指してマニュアルを用意しているため、そのぶんスポットワーカーさんにも裁量あるお仕事をお任せすることができるのだそうです。

これは接客など、お店の顔とも言えるお仕事をあえてお願いして、お店での経験を印象付ける狙いがあるとのこと。

さらに働く充実感や達成感を得られるように、ワーカーさんごとに「その日の目標」を設定しているのだそうです。
「あのお店で働くの、楽しかったな」と思ってもらい、もう1度、2度……と働いてもらうコツはこんなところにもあるのですね!

「相互レビュー」は求人広告!“良い緊張感”を大切にする

タイミーには「相互レビュー」の機能があり、店舗側だけでなくワーカーさんからもお店の評価が入ります。

「サケリスト」でしばらくタイミーを活用した頃、岩﨑さんはその日のワーカーさんに「なぜ応募してくれたんですか?」と質問したそう。
すると「レビューがいいので、良いお店だと思いました」という答えが返ってきたそうです。

相互レビューのページが、クチコミ型の求人広告になっている!
それから岩﨑さんは「ワーカーさんを名前で呼ぶ」「事前にどんな方が来るか全スタッフに共有する」「パリッと綺麗な制服を用意する」など、これまで自然と行なっていたフローを改めてルール化しました。

お店側もレビューされる立場だと考え、きちんとお迎えする。良い緊張感持って募集をかけるのがとても大切だと語ってくれた岩﨑さん。「あまりないとは思いますけど、バッド評価が続くお店なんて嫌ですもんね」、ごもっともです……!

スポットワークも活用次第で人材不足解消のカギになる

カレッタ汐留「サケリスト

“スキマバイト”募集サービス「タイミー」を活用して、飲食店の人材不足を解消させた「サケリスト」の事例をご紹介しました。

お話を伺う中で「ワーカーさんは見込み客でもある」と語ってくれた岩﨑さん。
バイトに来られる=生活圏が同じであること、さらにタイミーの募集ページに惹かれて応募してくれているということから「足を運びたいお店、とも思ってくれているのでは?」と思ったのだそう。

岩﨑さん曰く「最近始めたばかりなんですが、働きに来てくれた方に、お店の割引クーポンを配布しているんです」とのこと。

ワーカーさんひとりひとりを大切にして、向き合うためのルールを決めることで、お客さんもスタッフも自然と集まるお店作りをされているんですね。

▶︎ タイミーを活用した飲食店長期アルバイトの採用戦略!favy社の新しい人材発掘手法を聞いてきた