クラフトビール専用ディスペンサー「タップ・マルシェ」ワンオペ営業でも大活躍@我孫子『ARUKAS』

我孫子駅から徒歩3分の『ARUKAS』は、フレンチ、イタリアン、スパニッシュなど、様々な要素をとり入れた料理をデイリーに楽しめる洋食店です。

客席はカウンター11席と立ち飲みコーナーという構成で、ビストロともバルとも呼べる多面性が魅力。
多彩な料理に合わせるのはグラスで飲める種類も豊富なワインと、クラフトビール専用ディスペンサー「タップ・マルシェ」のクラフトビール。

オープン後数年は導入をためらった「タップ・マルシェ」設置の理由と、お客様の反応について、オーナーの冨田正人さんにうかがいました。

▶︎ タップマルシェ導入の詳細は公式サイトから

タップ・マルシェの注文はこちら(既にお取り扱いいただいている飲食店さま)

――お店のオープンは2016年10月と比較的最近ですが、「タップ・マルシェ」を導入したのは2018年ごろ。当初導入をためらった理由は何でしょうか?

現在もそうですけど、お酒のメインはワインであるということ。そして私が好きなビールはタップを設置した「ハイネケン」だということもありまして、存在は知っていましたけど様子見という感じでした。

現実問題として、この店は私の「ワンオペ」で回るよう設計していることもあり、商品を増やして手が回らなくなることを警戒したという理由もあります。

――ワンオペにこだわりを持っていらしゃるんですか?

ワンオペにこだわるというより、カウンターでお客様と対話しながら料理やお酒を提供するスタイルにこだわりました。
若い頃バーテンダーの経験もあるのですが、その頃から思い描いていたスタイルです。

――それまで、クラフトビールに関心がなかったのでしょうか?

いえ、むしろその逆でビールは大好きで、世界の様々なビールを飲んできました。
ただ、なにしろひとりですべてこなすので、扱いが簡単な「タップ・マルシェ」とはいえ、オペレーションや管理に不安がありました。

ですが、オープンしてしばらく経ってオペレーションに余裕が出てきたところで、「タップ・マルシェ」の試飲会に出る機会があり、そこで導入を決めました。

世間のクラフトビールへの関心がぐっと高まり始めた時期だったこと。それにスタンダードなハイネケンに対して、個性的なクラフトビールを“生”で提供できるのが大きな理由です。

――生にこだわる理由とは?

もう単純においしいからですね。
「スプリングバレー 豊潤<496>」が缶で発売されたときも、お客様には「ぜんぜん違うから飲んでみてください」と自信を持って勧めていました。

それと3L(のペットボトル)というサイズは、ウチくらいの規模の店でも鮮度が高いうちに確実に出し切れる量なんです。
さまざまな種類のクラフトビールを提供できて、そのどれもがおいしい。
今となっては「タップ・マルシェ」は欠かせない存在です。

――お客様に人気の銘柄はなんでしょうか?

少し前は、「スプリングバレー 豊潤<496>」になる前の「496」が人気で、定番で提供していました。いまは様々な味わいを提供するため、積極的にシャッフルしています。
お客様も、新しい味わいを楽しみにしてくれる方が多いですね。

「クラフトビール4種飲み比べセット」も人気です。
これをきっかけにして「どうせならおいしいビールを」と、クラフトビールファンになる方がたくさんいます。

――店内にPOPなど視覚的にクラフトビールをアピールするものは見当たりませんが、お客様にはどうやって勧めるのでしょうか。

カウンターに座ったお客さんの目の前に、クラフトビールのラインナップとおすすめメニューを置いてます。これだけで十分じゃないでしょうか。

料理とのペアリングについても、聞かれない限り、こちらからおすすめすることはありません。
そもそもメニューのほとんどが、ワインやクラフトビールに合うものばかりということもありますが。

――他の飲食店に向け、プロの立場で「タップ・マルシェ」を勧めるとしたら、どんな点でしょうか?

繰り返しになりますが、やはり“生”で提供できること。
「タップ・マルシェ」にはポテンシャルの高いクラフトビールが揃っているので、必ず集客につながるはずです。

ウチも「クラフトビールを飲める店」として認知が広がり、それが理由で来店してくださる方が増えている実感があります。

あと、加えて言うなら、ワンオペの店主の方はぜひ!
この手軽さなら、持て余すことなく大活躍してくれるはずです。


『ARUKAS』
千葉県我孫子市我孫子1−8−17 ル・ソルボンヌ103
電話: 04-7192-7222
営業時間:16時~24時(23時L.O.)
定休日:日曜、祝日

▶︎ タップマルシェ導入の詳細は公式サイトから

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