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『Go To』キャンペーンの飲食版『Go To Eat』キャンペーンが発表されました。
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた観光業や飲食業の支援を目的に、政府が実施する「需要喚起策」として『Go To キャンペーン』が実施されます。
既に開始されている「Go To トラベルキャンペーン」もその一つ。
「Go To トラベル キャンペーン」は「旅行代金の一部」を補助するキャンペーンでしたが、「Go To Eat キャンペーン」では「飲食代金の一部」が補助されます。
『Go To Eat キャンペーン』とは?
『Go To Eat キャンペーン』の目的
新型コロナウイルス感染症の予防対策に取り組む飲食店と、食材を供給する農林漁業者を応援するキャンペーンです。
『Go To Eat キャンペーン』の支援内容
①地域の飲食店で使えるプレミアム付き食事券の発行
・登録飲食店で使えるプレミアム付食事券(購入額の25%分を上乗せ)を販売
・食事券の販売は2021年1月末まで。食事券の有効期限は3月末まで。
食事券の販売をする事業者は33府県35件が決定しています。
都道府県、政令指定都市、特別区、などの地域内の登録加盟店で利用できる「プレミアム付き食事券」について、詳細は各地域ごとの窓口で食券を購入できるようです。
プレミアム分として購入金額の25%が上乗せされるとのことなので、
・10,000円購入すると、12,500円相当のお食事券
・5,000円購入すると、6,250円相当のお食事券
といった形になるようです。
プレミアム付き食事券には購入制限があり、1回の購入当たり20,000円(25,000円相当)まで。と決められているので注意が必要です。
具体的にどのような形で、どこで販売するかなどは、お近くの地域の事業者に確認するのが良いかと思います。
『Go To Eat キャンペーン』の「食事券発行委託事業」を行う団体は農林水産省から発表済です。
『Go To Eat キャンペーン(プレミアム付き食事券)』利用イメージ
- 「プレミアム付き食事券」を購入する
- 対象店舗で食事をして、精算の際に「プレミアム付き食事券」でお支払い
(紙の食事券の場合はお釣りはでません。電子タイプの食事券は1円単位でお支払いが可能)
②オンライン予約サイトから予約・来店した方に、次回以降に飲食店で使えるポイントを付与
・オンライン飲食予約サイト経由で、期間中に飲食店を予約来店した消費者に対し、次回以降に飲食店で使用できるポイントを付与
・昼食時間帯は500円分。夕食時間帯(15:00〜)は1,000円分のポイントを付与
・ポイント付与の上限は1回の予約当たり10人分(最大10,000円分のポイント)
・ポイント付与期間は2021年1月末まで。ポイント利用可能期間は3月末まで
加盟店のホームページやグルメサイト、飲食予約サイトから予約し、実際にお店を利用されたお客様に一人最大1,000円のポイントが付与されます。
飲食代金を利用した後でポイント付与されるので次回来店のきっかけとなります。
『Go To Eat キャンペーン(オンライン飲食予約)』利用イメージ
<初回利用>
- オンライン予約サイトで飲食店の予約をする
- 予約した飲食店を訪れ、飲食し、お支払いする
- 次回以降に使えるポイントが付与される
<2回目以降>
- オンライン予約サイトで飲食店の予約をする
- 予約した飲食店を訪れ、飲食する
- 精算の際に、前回付与されたポイントを使ってお支払い
- 次回以降に使えるポイントが付与される
『Go To Eat キャンペーン』のスタート時期について
①食事券のスタート時期
「準備が整った地域から順次」スタートするそうです。
9月中旬以降、感染が落ち着いた地域からスタートする方針のようです。
②オンライン予約よるポイント付与のスタート時期
「状況を踏まえて開始時期を検討」することになっているそうです。
何故『Go To Eat キャンペーン』のスタート時期が明確になっていないのかというと、
・農林水産省が飲食店が守るべき感染症対策を決める
・「新型コロナウイルス感染症対策分科会」が、農林水産省が決めた対策で問題ないか判断
・「分科会」の判断を受けてから飲食店の登録開始時期を決める
・その上で、キャンペーンスタート時期が決まる
というプロセスが必要だから。
そのため9月第一週の時点ではスタート時期はもちろん、飲食店の参加申し込み等も開始していません。
飲食店が『Go To Eat キャンペーン』に参加するには?
飲食店が『Go To Eat キャンペーン』に参加する場合は、「業界ガイドライン(外食業の事業継続のためのガイドライン)」に基づいた感染予防対策が必要です。
もともと『GoToキャンペーン』は、新型コロナウイルス感染症の感染予防対策に取り組む事業者(飲食業のみでなく、宿泊や交通など)を支援する事を目的としています。
飲食店の運営に関わる皆様には、感染症対策にきちんと取り組み、『Go To Eat キャンペーン』を集客の1手法として利用されることをおすすめします。