飲食店を運営されている皆様、普段どんな販促活動をされていらっしゃるでしょうか?
「メルマガをやって、ポイントカードも作って…」など、力を注いでいる店長さんも多いのではないでしょうか。今回は下町ならではの人情溢れる集客方法で常連さんを獲得している飲食店をご紹介してみたいと思います!
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下町人情溢れる集客方法【浅草橋のひもの屋】
出典:https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/13061427/
ヘルシーな干物・炭火焼で大規模展開している居酒屋「ひもの屋」の浅草橋店である「浅草橋のひもの屋」では、『できる限り・力の限り』をコンセプトに、お客様のご要望に全力でお応えする店舗運営方針のもと、以下の取り組みで大きな成果を収めました。
その取り組みとは、「ごめいわクーポン」と「5円(ご縁)ボトルキープ」です。
【ごめいわクーポン】クレームを未然に防ぎ、常連さんに変えてしまうサービス
「ごめいわクーポン」とは、その名の通り「ご迷惑をおかけしてしまった方」にお渡しするクーポン券です。
例えば、大盛況につき料理のご提供が遅れがちになってしまった際や、満席のためお引き取り頂いたお客様に対してお渡しし、次回いらした際にご利用頂けるというものですが、その内容が「ひもの屋」の看板メニューである「ひもの丸ごと1尾」と大変太っ腹なものです。
哀愁ただようデザインです。。。
「せっかく来て頂いたのに、がっかりさせちゃ悪いじゃないですか。少しでも悪いな、と思ったらお渡ししてますよ。」とのこと。魅力的な内容はもちろんですが、そうした不足の事態にまで備えた対応に、クーポンの回収率は脅威の9割に登ったとのことです。
本来であれば印象を損ね、もう来店してくれなかったかもしれない方を惹きつけたのは、取り組みが素晴らしかったことはもちろんですが、スタッフの皆様の誠意が一番の理由だったのではないでしょうか。
【5円(ご縁)ボトルキープ】新規のお客様が上質な常連さんに!
「5円(ご縁)ボトルキープ」とはボトルキープの際、ボトルに銭洗弁財天で洗った5円玉を赤いリボンで括り、「赤い糸で素敵なご縁を」と祈念する、素敵な企画です。
「5円」と「赤い糸(リボン)」
常連さんに喜んで頂くのはもちろん、「5円」で賑やかになる常連さんグループを見た新規のお客様グループも気になって、「あれ何?ボトルキープするとやってくれるの?」と、ボトルキープ率が倍近くになり、結果として客単価・リピート率も大きく上がりました。
店主にお話を伺うと、「銭洗弁財天の5円玉は、全部貰い物だったんですよ。余らせても仕方ないのでやってみたら、思いの外喜んで頂けました。もとはただのケチケチ根性だったんですけどね(笑)」とのことでした。
また、「うちではたまたま、結果として上手くいっただけかもしれませんが、他の飲食店でもこれでお客様が増えたら嬉しいですね。飲食店業界全体を元気にするお手伝いになれば嬉しいです。」と語ってくれました。
サービスや接客でピンチもチャンスに!
今回は下町人情あふれるサービスを提供している「浅草橋のひもの屋」さんをご紹介しました。こちらのお店のようにお客さまに対して粗相をしてしまった時でも、発想を変えることで次の集客に繋げることが出来ます。
これらの活動の他、好き嫌いに応じたメニューの変更対応をはじめ、お客様を「できる限り・力の限り」おもてなしする「浅草橋のひもの屋」さん。下町ならではの飲食店集客方法から、あなたのお店でも使えるような集客方法のご参考にして頂けましたら幸いです。