夢の飲食店開業!お店のコンセプトがビシっと決まったら次はいよいよ『事業計画書』を書きます。
しかしこの『事業計画書』、何を書けばいいかご存知ですか?なかには「そもそもなんで書く必要があるの?」なんて方もいらっしゃると思います。
そこで今回は『事業計画書』の書くべき内容はもちろんのこと、書く理由についても答えてみました!
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夢の飲食店開業! でも『事業計画書』って書かなきゃダメ?
いきなり『事業計画書』と聞くと
「なんでそんなの書かなきゃいけないの?」
「コンセプト決めて物件借りて内装会社決めて、でいいんじゃないの?」
と思うかもしれません。『事業計画書』を書く目的は2つあります。1つは言うまでもなき金融機関などから資金の調達をする際に必要だからです。
そしてもう1つは、オープンさせようとしているお店が本当に実現できるのか、実現できたとして利益を上げる事ができるのかを確認するためです。
政府が出資している金融機関、日本政策金融公庫でも『事業計画書』の作り方として
事業計画書は、金融機関や事業の協力者への説明の際に必要となります。また、説明する必要がない場合であっても、自分の事業が本当に実現可能なのかを確認する意味で、事業計画書の作成は必要なのです。
何度か書き直すことによって、自分が本当にやりたいことや事業の成功の見込みなどがはっきりとしてきます。
と書かれています。
つまり『事業計画書』を書くのは資金調達に必要なのはもちろん、自分のオープンさせようとしているお店の事業を改めて確認するためです。
『事業計画書』って何を書いたらいいの?
出典:日本政策金融公庫「創業計画書記入例(洋風居酒屋)」
『事業計画書』を書く理由がわかったらいよいよ書いてみましょう!と言っても以前にご紹介したお店のコンセプト作りがしっかりしていれば比較的スラスラ書くことが出来ます。
『事業計画書』を書くには「日本政策金融公庫」が提供している上記の創業計画書記入例(洋風居酒屋)がとても参考になります。事業計画書はこちらからダウンロードすることが出来ます。
基本的に『事業計画書』に各必要がある項目は以下の6つです。
①お店をオープンさせるのに必要な資金は?
物件取得費や内装費、厨房器具などのにかかる「設備投資費」と開業させてから必要になる「運転資金」の2種類、合わせていくら資金が必要になるのかを計算してみましょう。
この段階でお店のコンセプトが決まっておらず、家賃などが決まっていないと『事業計画書』を書くことが難しくなってしまいます。お店のコンセプト作りは入念にしょましょう。
②開業理由は?
自分が独立し、新たに自分のお店を開店させる理由も書く必要があります。コンセプトをしっかり書いていれば、それをそのまま書くだけです。
その際に書いておきたいのが今までの経験や新しく開店させるお店に対する熱意です。特に資金を調達する際には、利益が出るかどうかの採算ももちろん重視されます。しかしそれと同じくらいに、あなたの経験や熱意を見られることもあります。
③取引先と仕入先は?
基本的に飲食店の取引先はお客さまなはず。ここでは具体的にどんなお客さまをターゲットにしているのか、どんなメニューで食材はどこから仕入れるのかを記載する必要があります。
ここで自分のお店のアピールポイントがかけるといいですね。最近では会員制のお店が流行っていますが、そうようなお店のアピールポイントがあるのであれば書きましょう。
④従業員はどれくらい?
お店を1人で切り盛りしていくのか、それともスタッフを雇うかどうか。そして雇うのであれば何人雇い、給料日はいつにするのかを書く必要があります。
⑤資金調達方法は?
もちろん「設備投資費」と「運転費用」の全てのコストを自分でまかなえるなら書く必要はありません。しかし飲食店の開業にはすくなくとも1,000万円程度必要と言われています。
なので資金の調達が必要な場合はまずはどこで借りるのか。銀行なのか、親から借りるのか。そして必要な資金のうち、いくら借りる必要があるかを記載する必要があります。
⑥見込んでいる想定売上は?
その他にも想定の人件費、家賃、光熱費、原価を算出し、およそいくらの利益を出すことが出来るのかを計算しましょう。
他にもお店の宣伝費やBGMを流すサービス料など、飲食店を運営していくには様々な費用がかかりますので漏れがないように注意しましょう。
おわりに
今回は『事業計画書』の書き方についてご紹介してみました。このような書類は中なかなか書く機会もなく、何を書いていいかわからなくなってしまいます。
そんな時はこの記事を参考にして書いてみてください!