株式会社リクルートの外食市場に関する調査・研究機関『ホットペッパーグルメ外食総研』が、「朝食の外食利用」について、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施。
「モーニングをはじめようかな」もしくは「モーニングを始めたけれど反応が良くない」という飲食店オーナーさんは必見のレポートです。
「朝外食」は男性の利用率が高い傾向に
「朝外食(モーニング)」の利用率を男女比でみると、全年代で男性の割合が高い結果となりました。
「平日(仕事がある日)に朝食を外食で食べること(以降「朝外食」、テイクアウトを除き、社食・学食、飲食店でコーヒーを1杯飲むことも含む)はありますか?」という質問で、「朝外食する」と答えたのは全体の15.0%。
中でも「毎日」と答えた方は全体の3.4%という結果になりました。
また、性年代別にみると、男性は20代(39.7%)30代(21.1%)、女性も同様に20代(20.0%)30代(14.5%)の利用が多いことがわかります。
モーニングのメニューを考案中のオーナーさんは、20〜30代をターゲットにした内容を意識してみるのがいいかもしれませんね。
「平日」は利便性、「休日」は非日常
「朝外食(モーニング)」に求めるものについてのアンケートでは、「平日」「休日」とも1位は「プチ贅沢気分が味わえる」でした。
朝食を抜くという方も一定数いる中で、朝ごはんに時間とお金をかける層の需要を感じ取れる結果ですよね。
さらに「朝外食の一人当たりの予算」では、平日休日ともに「500円~800円未満」がボリュームゾーン。
しかし「休日」は「800円以上」の利用率が高く「平日」では「800円未満」の利用率が8割近くという結果になりました。
この結果からも「平日」では利便性、「休日」では非日常を朝外食に求めているようです。
「プチ贅沢気分」を味わえるモーニングを考案してみてはいかが?
朝外食の魅力として「平日」「休日」1位に挙がった「プチ贅沢気分が味わえる」。
「平日」の特徴としては「コスパ」や「やる気・目覚め」を求める傾向があるのに対し、「休日」は「非日常的な気分になれる、気分転換」など、休日を朝からしっかり楽しもうとする消費者の目的が受け取れました。
これからモーニング始める飲食店や、メニューの改良を考えているお店は、ぜひ客層や提供する曜日なども併せて、参考にしてみてください!