飲食業界の行動指針QSCとは?経営の見直しやスタッフ教育にも取り入れよう

みなさま、“QSC”という言葉はご存知でしょうか?

「知ってる!」という方もいれば、「なんとなくは聞いたことある……」「全く聞いたことない」という方など、さまざまではないでしょうか。

本記事では、飲食業界に携わる方が心がけるべき行動指針「QSC」についてご紹介します。

これから飲食業界に携わる方や、飲食業界を目指す方もぜひ参考にしてみてください!

飲食業界の行動指針「QSC」とは?

QSCとは、「クオリティ」「サービス」「クレンリネス」それぞれの頭文字を取った言葉です。

「QSC」は、飲食業界において最も大切に取り組むべき行動指標だと言われており、大切な考え方として浸透しつつあります。

QSCを行動指針にしている業界は飲食にとどまらず、例えば、日本最大の規模を誇るアミューズメントパーク「東京ディズニーランド」でも、QSCの概念を指針として取り入れているのだそうです。

ここからは、QSCの頭文字の言葉の意味をひとつずつ見ていきましょう。

QSC「Q=クオリティ」


まずはQの「クオリティ:Quality」。

ここでのクオリティとは、飲食店の料理の品質を指します。味はもちろん、盛り付けやボリューム、提供する時の温度やスピードを常に一定のレベルに保つことを目指そう!というのが「Q」の行動指標です。

例えば、集客がうまくいってお客さまは増えても、料理の品質が保たれていなければ、次第にお店の評判は下がっていきます。

お客様にとって「ハイクオリティなお店」って、どんな飲食店だろう?と改めて考えてみるのもいいかもしれませんね。

QSC「S=サービス」


Sの「サービス:Service」は、接客を指します。

「接客」というと範囲が広く漠然とした印象ですが「お客さまへの気遣い」はもちろん、「店員同士の雰囲気」「働く態度」など、お客様の目に映るお店の雰囲気を作る行動が「接客」にあたると考えて良いのではと思います。

この「接客」を向上させることは、お客さまの満足度を上げる直接的な理由になります。
たとえば、スタッフの対応や笑顔が嬉しくてついつい通ってしまうお店というのは、皆さんにあるのではないでしょうか。

提供メニューを磨くのはもちろんですが、お店の雰囲気を明るくする接客を心がけたいですよね。

QSC「C=クレンリネス」


Cは「クレンリネス:Cleanliness」、清潔さを指します。

フロアの掃除は、実際に席についてみてお客様の目線で行うようにするのがおすすめです。スタッフ側からは目立たない窓の埃や机のフチの汚れなど、実は「ああ〜……」と思われてしまっていることもあるかもしれません……!

また、お客様から見えない調理場の衛生面も注意したいポイント。キッチンの清潔度合いは料理のクオリティや、提供スピードにも関わります。

“汚ウマイ店”なんて人気のカテゴリーもありますが、まずはお客様を不快にさせないために、いつでも清潔なお店を目指しましょう。

QSCとは飲食店に欠かせない3つの行動指針

飲食業界において最も大切に取り組むべき行動指標「QSC」をご紹介しました。

QSCとは、「クオリティ」「サービス」「クレンリネス」それぞれの頭文字を取った言葉です。
飲食店にとって、どれも外せない大切なチェック項目でしたね。

ご自身のお店を振り返る際や、スタッフの教育に「QSC」の考え方を取り入れて、お客様にとって居心地の良いお店を目指しましょう!

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