「営業中に急に設備が壊れた!」「急に客足が鈍って資金が回らない」など、急にまとまったお金が必要になった経験はありませんか?
また、「いざという時に借りられるお金をストックしておけたら」などと思ったことは?
そんなとき、金融機関で借り入れをしようとすると必要書類の準備や審査に時間がかかります。
必要なときまでに入金されない!なんて問題が起こることも。
2017年1月にスタートした「LENDY」は、スマホやパソコンで必要事項を入力するだけで「借り入れ可能額」がわかり、最短2日で入金されサービスです。
今回は株式会社クレジットエンジンの内山誓一郎社長に直接お話を伺い、「LENDY」の利用方法や仕組みについて教えて頂きました。
ー初めに「LENDY」について教えてください。
内山 一言で言うと”オンライン融資サービス”です。
申請から最短2日で借り入れが可能になります。パソコンやスマホから簡単な情報登録(※)をして頂くだけで、借り入れ可能な金額が画面に表示されます。
※事業形態と利用者の基本情報、店舗名を登録後、本人確認書類などが必要となります。
内山 きっかけとなったことは2つあります。一つは2012年、東日本大震災で被災した中小企業やお店の資金調達サポートをしたことです。
このとき気づいたのは、融資を得るための資料を上手く作った人が資金調達できる世界なんだということです。事業自体に価値があるのに資料を上手く作ることがきないから資金を調達できず、授業を再開できないという方が多くいました。
また、資料を作るのにも時間がかかりますよね。今すぐに事業を再開したいのに、資料作り、審査にも時間がかかってしまう。もっといい方法はないかなと思ったのが一つです。
もう一つはアメリカで仕事をする機会があったんですが、アメリカでは中小企業へのオンラインレンディングサービスが発達しているんです。中小企業の方が資金調達をしようと思った場合に、半分以上の方はまずオンラインサービスを見る、というレベルまで普及しています。それを目にしたときに”このビジネスモデルが日本にもあったらいいな”と思い、立ち上げに至りました。
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借り入れだけじゃない!飲食店は「LENDY」をこう活用している
ー飲食店のお客様は多いですか。
内山 そうですね。今、利用して頂いているのは飲食店とeコマースのお客様が多いです。中でも飲食店のお客様は特に多いですね。
ーどんな使い方をされてるんですか。
内山 使い方としては大きく2種類に分けられますね。①急にまとまったお金が必要になった場合と②バックアップとして使う場合です。
①急にまとまったお金が必要になった場合
営業中に高額な機械が壊れた、急に客足が鈍り資金繰りに困っている、年度末でアルバイトスタッフが卒業してまとまった採用広告費が必要などの理由で使われる方が多いです。
②バックアップとして使う場合
個人経営のお店や中小企業は銀行で借り入れをできる枠が限られているので、まとまったお金が必要になったときに困る時があります。「LENDY」を利用すればすぐにどれだけ借りられるのか把握できるため、何かあったときの安心材料として使う方がいらっしゃいます。
ーバックアップという使い方があるのは意外でした。
内山 何かあったとき、いくら借りられるのか知るために使う方は多いです。審査が終了して実際の借入可能金額が確定しても、実際に借り入れをしているのは1/2くらいなんですよ。リスクヘッジのために使われる方が意外と多いんですね。
審査はこんなデータを使って行われている!
ー個人経営の飲食店の中には、紙や手作業で管理しているお店もあると思うのですが。
内山 確かにいらっしゃいます。オンライン上のデータがなくても確定申告書や口コミサイトを使って審査をすることもできます。
ただ、オンライン上のデータがあるお店に比べて審査や入金までに時間がかかってしまうのは事実です。様々な環境のお客様へのフォロー体制を作っていくのがこれからの課題です。
ー審査に使うレジやオンライン上のデータはなんでも対応しているのでしょうか。
内山 現在提供している「LENDY」は、
これからはお客様の事業が持続していくためのサービスを!
ーこれからは正式版のリリースに向けて動いていくんですね。
内山 そうですね。正式版のリリースが年内の一番近い目標ですが、まだまだ他にも僕達の持っているリソースを使って提供したいと思っているサービスがあるんですよ。
ーこれからの展望と合わせてそのサービスについて教えて頂けますか。
内山 今「LENDY」では審査段階でオンライン上にあるお客様の情報が集まっていますよね。
その情報をわかりやすく整理してお客様の会社やお店に役立つサービスを提供したいと思っています。例えば資金繰りや繁忙・閑散期の予測を目に見えやすい形でお伝えできるのではないかと。
僕たちのサービスは資金を貸すだけでなく、中小企業や飲食店の人が事業運営を持続できるようにサポートすることを役割としていきたいんです。
また将来は銀行と提携して、僕達の実績やデータ、ビジネスモデルを役立ててもらいたいと考えています。大きな銀行と提携することで、今手の回っていない企業や始まったばかりの事業のお手伝いもできればと思っています。
あなたのお店でも「LENDY」を導入してみては?
【favyオフィスにてインタビューさせて頂きました!ありがとうございました。】
リリースからわずか4ヶ月で多くの飲食店や中小企業を助ける「LENDY」。内山社長の言葉には、ただ資金を貸すだけでなくお客様の事業運営のための強い気持ちがありました。
これからサービスの発展と共に助けられる飲食店が増えると思います。
借入だけでなくバックアップなど用途によって様々なシーンで役立てることができそうですよね。ぜひ導入してみてはいかがでしょうか。