地方の優れた逸品を発掘し、飲食店に導入しています!
こんにちは。favyのバイヤー望月と申します。
地方の隠れたいい食材や、メーカー商品を発掘しては、自社レストランや、外部飲食店に導入しています。
今回は連載の第一弾として、群馬のブランド豚「口どけ加藤ポーク」をご紹介したいと思います。
いい豚に出会いました!脂がとろけるんです!
先日、群馬県太田市の養豚場の方と出会いました。
融点が低く、口に入れたら脂がとろけるブランド豚「口どけ加藤ポーク」を生産している方です。
こちらでは育て方、環境に極限までこだわっています。じゃがいも、さつま芋、パイナップル、ナッツ、ごまなどの純植物性原料の飼料を食べて育った豚は、甘みが強く、栄養も満点。
ブランド豚ってだいたい1キロ2,000円以上するものがほとんどですよね。
「口どけ加藤ポーク」も、さぞお値段が張るのだろうなと思いきや、なんと1キロ1,000円の部位がありました!
「ウデ」や「モモ」です。
「どうしてこんなにお安いのですか!?」 とお尋ねしたところ、
「売れるのはロースとバラなんですよね。どうしてもウデやモモは売れ残ってしまう。きちんと販売できれば生産数を増やせるのですが、、、何かいい使い道はないでしょうか?」との回答が。
たしかにロースやバラは、焼いて美味しく食べられますが、ウデやモモは焼くとどうしても固くなってしまうんですよね。
低温調理器を使ってみるか!
さっそく持ち帰って、弊社のメニュー開発部に相談してみたところ、
「低温調理器を使って、じっくり火入れをしてみたらどうですか?
低温調理器を使って、ローストビーフを作っているお店も増えてるから、いいレシピが出来たら他の飲食店にも提案が出来そうですよね。」と。
そうか、なるほど。焼かなければいいのか!!!
そして、試行錯誤ののち、玉ねぎ、セロリ、様々なスパイスの入った「パテ・ド・カンパーニュ」が誕生!
なにこれ、めっちゃウマイ!
そしてfavyが運営する「29ON」のメニューとしても正式に採用されました!
いや、とても嬉しいです!バイヤー冥利に尽きますね!
ロースやバラでも試しましたが、結果的に低温調理に向いていたのはウデとモモでした。ロースはやっぱり焼いたほうがおいしいな。
みなさんにも自信をもっておすすめしたい「くちどけ加藤ポーク」!
ぜひお試しくださいね。
次回の「バイヤー日記」もお楽しみに!