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モバイルオーダーシステムとは?
モバイルオーダーとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末から来店客が自分で注文をするシステムです。従業員による注文受けのプロセスを効率化するだけでなく、聞き間違いなどのヒューマンエラーを防ぎ、よりスムーズな商品・サービスの提供が実現します。
モバイルオーダーには、来店後にQRコードを読み取り、メニューへアクセスして注文する「店内型」と、来店前にお店ホームページなどから事前に注文と決済を完了し店頭で商品を受け取る「店外型」の2種類があります。
コロナ禍の非接触の推奨により注目され、最近の調査によると、20代から50代の50%以上がモバイルオーダーを利用した経験があると回答しており、導入が急速に進んでいます。
(出典: PR TIMES “約半数がモバイルオーダーの利用経験あり、2023年4月調査時から10ポイント増加。時短メリットを感じる人が多い一方で、受け取り時の待ち時間は継続課題。約7割が非対面受け取りのコーヒーサービス利用に意欲 | 株式会社New Innovationsのプレスリリース”https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000046923.html)
モバイルオーダーの選び方
モバイルオーダーシステムを選ぶ際に気を付けるポイントを紹介します。
予算に見合っているか
業務効率化や売上拡大を目的とするモバイルオーダーですが、導入費用や月額費用が導入後の効果に見合わなければ意味がありません。数あるモバイルオーダーの中には、導入費用が無料のものもあります。導入にかけられる予算を確認し、予算内で導入できるモバイルオーダーシステムを選びましょう。
店舗に適した利用方法があるか
モバイルオーダーシステムの利用方法には「店内型」「店外型」があります。お店の利用シーンに合わせて選ぶことが重要です。
「現状、店内利用のみを想定しているが、将来的には店外での利用も視野に入れている」という場合には、店内・店外どちらにも対応をしているモバイルオーダーシステムを選ぶのが良いでしょう。
利用の際に会員登録は必要か
モバイルオーダーには主に2つの方法があります。1つは会員登録不要で注文する方法、もう1つはアプリやウェブで会員登録して注文する方法です。会員登録で顧客データを取得できるというメリットがある一方、利用者が会員登録に戸惑い、結果として従業員の手間が増えてしまうことや、登録後の過度なマーケティングを嫌い、注文自体をあきらめてしまうデメリットもあります。
モバイルオーダーシステム比較3選
比較表
サービス | 料金 | 店内型・店外型があるか | 会員登録の手間 |
favyモバイルオーダー | 初期費用:0円
月額費用:従量or固定 |
◎
店内型・店外型が追加料金なく利用可能 |
○
会員登録は不要で利用できる |
ダイニー | 要見積もり | △
要問い合わせ |
×
注文前にLINEお友だち登録の必要あり |
Airレジ オーダー モバイルオーダー店内版 | 初期費用:0円
月額費用:要問い合わせ |
×
店内型のみ |
○
会員登録は不要で利用できる |
favyモバイルオーダー(株式会社favy)
favyモバイルオーダーは、メニュー管理や売上分析だけでなく、顧客管理、予約管理、店舗ページの編集が一つのアカウントでまとめてできるモバイルオーダーシステムです。基本的なモバイルオーダーの機能に加え、店内型と店外型の両方に対応しており、追加料金なく利用できます。
また、favyモバイルオーダーは初めてモバイルオーダーを導入するという方に最もおすすめです。
初めての方におすすめの理由①
導入のリスクが抑えられる
favyモバイルオーダーは導入にかかる費用はありません。iPad1台あれば、その他導入にかかる費用はありません。
さらに、月額料金を「従量課金型」にすることで、売上が上がるまでは費用負担がありません。客足の安定しないオープンしたばかりのお店や、コストを抑えてまず使ってみたいという方にはおすすめです。
初めての方におすすめの理由②
提供会社もfavyモバイルオーダーを導入した飲食店を運営している
提供会社のfavyは直営店10数店舗を運営しており、全店舗でfavyモバイルオーダーを導入しています。実際に自社で利用することで、機能やサービスの改良ができるような体制になっています。
システム導入前後で疑問や不安があっても、現場目線かつ飲食の知見の深いスタッフから手厚いサポートを受けることができるので、安心して導入することができます。
初めての方のおすすめの理由③
メニューの設定が簡単
モバイルオーダーの中には高機能すぎて操作が複雑なものもあり、導入後に苦労するという方もいます。
favyモバイルオーダーはメニューの設定が簡単なだけでなく、一度のメニュー登録で「店内型」「店外型」の両方に反映します。
さらにこれらのメニューは、お店のホームページのメニューとして公開も可能です。
無料で簡単にお店のホームページを作れるので、新しくお店をオープンする方へはさらにおすすめのモバイルオーダーシステムです。
ダイニー(株式会社ダイニー)
ダイニーは、LINEと連携して来店客のデータを取得できる点が特徴です。来店客はLINEを経由して注文をするため、会員数の大幅な増加が見込めます。取得したデータを元に、嗜好に合わせたクーポンやお知らせを配信し、再来店を効果的に促進します。また、スタッフのモチベーションを向上させる投げ銭機能も搭載されており、来店客からの評価がサービス向上に直結します。
一方で、LINE連携の手間が顧客によってはデメリットと感じられる場合もありますが、データ活用のメリットが大きく店舗運営を強力にサポートします。
Airレジ オーダー モバイルオーダー店内版(株式会社リクルート)
Airレジオーダー モバイルオーダー店内版は、充実した機能や無料の業務効率化ツールと連携できるのが特徴のモバイルオーダーシステムです。「Airレジ」や「レストランボード」との連携で予約・テーブル管理・配膳・会計を一元化し店舗運営の効率化につながります。
一方で、店内での利用が基本であり、テイクアウトやデリバリーでの利用を希望する場合は、モバイルオーダーの店外版を別途導入する必要があります。
今回は飲食店のプロが厳選したモバイルオーダーを3つ紹介しました。これらのシステムを比較し、自分の店舗に合ったものを導入しましょう。