「クラフトビールが飲める店」大型ポスターでで売上アップに成功!流山『FOODHALL おおたかの森』

『FOODHALL おおたかの森』は、近年発展著しい流山おおたかの森駅前のホテル1階にある、肉と魚が自慢のイタリアン・ダイニングバーです。
オープンは2018年3月で、ホテルの宿泊客からファミリー、女子会まで、さまざまな層のお客様に愛されています。

クラフトビール専用ディスペンサー「タップ・マルシェ」導入の理由と、緊急事態宣言中に「クラフトビールが飲める店」のアピールに成功した発想の転換、そして「スプリングバレー 豊潤<496>」ブランドの強さについて、マネージャーの石川良太さんに伺いました。

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――まずは「タップ・マルシェ」の導入の経緯を教えて下さい。

「タップ・マルシェ」は開業時にはじめから構想に入っていました。一番の理由はウチの業態と料理にクラフトビールがマッチすると考えたからです。
もともとは肉と魚のキッチンが別々で、店名もそれぞれにある「フードホール」がコンセプトの店だったんですが、お客様のご要望もあって2019年の夏からは一つの店舗に統一し、すべての料理を楽しんで頂ける店にしました。

ただ、「タップ・マルシェ」は開業当初から設置しています。
手軽に数種類のクラフトビールを導入できて、料理を問わずさまざまなマリアージュを提案することができますし、客単価アップも見込めると考えたからです。

――その思惑は達成できましたか?

はい、たくさんのお客様に楽しんでいただいています。
一番搾りやワイン、ウイスキー類などひと通りのお酒を用意していますが、クラフトビール目当てのお客様が大半です。

導入の理由には、「タップ・マルシェ」の取り組みそのものに共感したということもあります。
全国のブルワリーにスポットをあて、ビール業界全体を盛り上げようという理念は弊社と通じるところがあるんです。
他社のビールを売る仕組みは、革新的で素晴らしいと感じています。

――お客様にはクラフトビールをどうやって勧めるのですか?

店内をご覧いただければわかるように、さまざまなクラフトビールのポスターを張り巡らしているので、お客様自身で比較検討されることが多いです。
もちろん、お客様に聞かれれば好みを伺った上でお答えしますが、初心者の方や迷う方にはまずウチの定番でもある「スプリングバレー 豊潤<496>」をすすめます。
やはり、どんな料理とも相性がいい万能選手ですし、クラフトビールらしいコクやしっかりした味わいを楽しんでいただけますから。

――入り口やウインドウなど、店外でもPOPが目につきますね。

はい、まずは「クラフトビールが飲める店」だということをしっかりアピールしたいですからね。
効果もしっかり表れていて、予約をいただく際、「クラフトビールが飲める店ですよね?」と確認されることが増えてきました。

また、卓上POPやメニューなどさまざまな形でも認知を図っているのですが、「タップ・マルシェ」のサイトに行けば、POPなどに使える素材が豊富にダウンロードできるのはありがたいです。
ウチではPOPをそのまま見せる場合もあれば、素材だけ使ってオリジナルで作ったメニューもあります。

――「スプリングバレー 豊潤<496>」はオリジナルの「スプリングバレー 496」の時代から定番とのことですが、最近はスーパーやコンビニなどでも購入できるようになりました。店頭ではどんな影響がありましたか?

飲食店でしか飲めないという優位性がなくなるので、当初は懸念していました。でも、データをとってみたら、むしろ以前より売上が上がっていたんです。
CMなども含めて「スプリングバレー 豊潤<496>」の認知度が上がった結果でしょうし、お店で生で飲めるという価値に変わりはない。
実際に「CMで見たビールを」という注文をいただきますし、お客様の間で「これ、おいしいよ」と勧めあう声も聞きました。

今後、クラフトビールがさらに浸透すると、ニーズが変わる可能性があると思います。
でもお客様が求めているものはデータに如実に表れるので、そこを重視して柔軟に売り方を変えていきたいと考えています。

――緊急事態宣言中も、「スプリングバレー 豊潤<496>」を中心に、さほど売上が落ちていないのが印象的です。

自粛要請があったときは、もちろん店内でアルコールは提供していません。
ただ、そこで頭を切り替えて、ウチがクラフトビールの店だと広めるチャンスと捉え、350mlで250〜300円くらいと、お試し価格でテイクアウト販売を実施したんです。
これがとても好評でした。本当にたくさんのお客さんが家飲み用に買ってくれて、宣言が明けた今、そのお客さんたちがお店に来てくれています。

それと、上のホテルの支配人と話して、食事も含め通常価格でルームサービスで提供して好評を得ました。
その時の宿泊客の方々も、いまお店に来てくれていると思います。

テイクアウトもルームサービスも今なお続けていますが、いずれもクラフトビールの魅力を知ってもらうのにとても有効だと思います。

――最後に、他の飲食店に向け、プロの立場で「タップ・マルシェ」をすすめるとしたら、どんな点でしょうか?

実感として、クラフトビールにはお客を呼び込む力がありますし、「スプリングバレー 豊潤<496>」などには強いブランド力もあります。
それを手軽に導入できるので、店舗にとって強い武器になるのは間違いないのですが、一方で「タップ・マルシェ」を活かすも活かさないも店次第だとも言えます。

宝の持ち腐れにもなり得るので、どう売りたいかを常にイメージして、手をかけて売っていきたい。
ビールを飲みに行くとき、お客様に一番最初に思い浮かべてもらえる店であり続けたいです。

『FOODHALL おおたかの森』
千葉県流山市おおたかの森北1−2−2 ホテルルミエールグランデ 1F
電話:04-7193-8917
営業時間:11〜15時/17~23時(通常時)
年中無休

▶︎ タップマルシェ導入の詳細は公式サイトから

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